昨日は、予算特別委員会の最終日でしたが、会派を代表して平成31年度予算案に対する“賛成討論”を行いました。その後の採決で、共産党以外が賛成し予算が無事に成立するかと思いきや、自民党から「2事業の予算執行停止を含む10項目の付帯決議案」が提出されました。予算執行停止を求めた事業は、以下の2つです。
1)水素エネルギーの利用拡大に関する事業
その停止理由は、現在の技術水準ではエネルギー効率が悪いので、県が先行して行うべきものでなく国に任せるべき、というものです。しかし、水素エネルギーの利用拡大は政府が推進し、全県的に連携しながら推進しています。また、「エネルギー政策基本法」の6条には、国と連携し地方自治体も協力する責務がある事が明記されています。ここで、予算執行を停止すれば、埼玉県は国や他県から後ろ向きだと見られるだけでなく、現在FCVの事業者や利用者の検討が進まなくなってしまいます。
2)県立学校への勤務管理システム(タイムカード)の導入の事業
その停止理由は、出退勤時間管理の時間管理をするだけでは、教師の勤務状況の改善にはつながらない。トータルケア体制が出来るまで予算執行の停止を求める。というものです。この件は、昨年度も付帯決議で予算が止められ、今回の予算案では、教職員の時間管理だけでなく産業医のケア予算や、部活のサポート要員の大幅な増員を図り教師の負担軽減策が盛り込まれています。
これまで、部局別審議や総括質疑でこれらの事業においては、自民議員から課題などが提示されて執行部も丁寧に答弁しています。それにもかかわらず“付帯決議”で予算執行を停止するようなことをしたのです。
この付帯決議案に対し、議員で一人だけ自民党の提案者に質問を行い付帯決議の矛盾などを問いただしましたが平行線でした。良識ある県民からは、自民党県議団の上田清司知事への嫌がらせと思われても仕方ありませんね!
県議会も残すところ2日間となりました!
*四耐四不訣(したいしふけつ): 冷に耐え、苦に耐え、煩に
耐え、閑に耐え ー 激せず、騒がず、競わず、随わず
*岡事務所よりお知らせ
埼玉県議会や全国で問題になっている「政務活動費」について、「埼
玉県議会議員 岡しげおのホームページ」を開設し公開しています。
ホームページアドレス:http://ytwpn140.wix.com/okashigeo-jimusyo
*残金は毎年返納しています。